定年準備メモ

数年後に定年を控え、老後に対する準備や不安を綴ったブログです

デイトレごっこを楽しんでいたら、株の怖さに気づいた話

ここ数日、「デイトレごっこ」を楽しんでいる。

朝6時ごろ、ChatGPTのDeepResearchで株を選定してもらい、その中から1つを選んで注文。
投資額は10万円、目標利益は3000円。

利確と損切りを自動設定して、大引け前まで放置。
どちらも成立しなかったら、終盤に売却して終了するというスタイルだ。

 

3日間やってみた結果はこう。

1日目:+2500円

2日目:+200円

3日目:+800円

合計で+3500円。
投資初心者としては、なかなかいい勉強になっている。
毎日の小さな楽しみにもなっていて、いい感じだ。

もともと、退職後に「毎月5万円くらいの収入がほしい」と思っているので、
そのための小さな実験でもある。

 

 

 

そんな中、ふと思った。

そもそも、株ってなんなんだろう?という根源的な疑問。

高い配当がもらえる株に投資するのはわかる。
でも、配当もない会社の株を買う理由ってなんだろう?

急に、そんな根源的な疑問がわいてきたのだ。

 

 

例えば。

貧しい若者が大学進学資金を集めるため、
「1株1万円で300株発行するので出資してください」と呼びかけたとする。
そして、「大学卒業後にゴールドマンサックスに入社できたら、
1株あたり年2000円を謝礼として支払います」と約束したとする。

このケースなら、投資する人が現れるのも理解できる。

でも、もし謝礼の約束すらない場合に、
出資する人が現れる理由が本当にわからない。

 

たとえその若者がどんどん優秀になって、
集めた資金で世界を動かすリーダーになったとしても。
配当もないのに、なぜ彼に投資するのか?

見返りがないのに株を欲しがる人が増えて、株価が上がる。
その構造がどうしても理解できない。

結局、若者じゃなくてもいいのでは?
「石ころ」でも同じじゃないか?
そんな風にすら思えてくる。

そしてこういう現象にはちゃんと名前があった。

「グレーターフール理論」。

自分が高値で買ったとしても、
「もっと高値で買ってくれるさらに大きなバカ(fool)が現れるはずだ」
と信じて買う──そんな理屈らしい。

怖いわ…。

 

株の世界って、結構「虚構」なんだなと感じた次第であります。