狂ったような暑さがやっとこさ落ち着いて少し秋めいてきました。
秋特有の、なにか「シーン・・」とした感じが好きです。
何がしーんとしているのかわからないけどしーんとしている気がする。
昔、中学生のときに英語の先生の産休に入り、代わりにきていた先生が素敵な女性の先生で「私は8月生まれだけどさ。8月のくっそ暑いときにセミがジージーうるさい中で生まれた人間なんて私みたいなガサツな人間しか生まれてこないわな。そこへいくと秋も深まった11月あたりに生まれた人はおしとやかで知的な人に違いない」と偏見に満ちたご意見を仰っておられた。
先生も教室のみんなもガハハと笑っていたが
私はそれ以来、自分の生まれた秋が好きになった。
先生はお元気だろうか。
中学のときの先生といえば恐ろしい国語の先生もいて
授業の始めに毎回、漢字の小テストをやるんだけど
そりゃまあ中にはカンニングをする生徒もいるんですね。
そしたらその先生が急に大きな声を出したんです。
「お前ら目を瞑れ!」と。
次は声のトーンを落とし「お前らの中にカンニングをしたものがいる。俺を舐めるなよ。」
で、そのあと声を張り上げて「俺の”穴”はふし穴じゃないっ!!」って言ったんだよね。
みんなビクッとなってたけど、私は????ってなってた。
私と私の友達の2人だけが気づいていて後でゲラゲラ笑った。
「国語の先生なのになー」って。
なぜだかそんなどうでもいいことを思い出す秋の夜長なのである。
